学校は死に場所じゃない―マンガ「ライフ」で読み解くいじめのリアル藤井 誠二
ブックマン社 刊
発売日 2007-06
子供たちはこんな世界を生きている! 2007-07-06
子供は大人に期待せず、大人も子供を真に見ようとしない。この寂しい関係性が、現代のいじめの根底にあるのだと思います。『ライフ』は、描かれる衝撃的ないじめの内容が話題を呼び、人気となったマンガですが、その『ライフ』の中にもやはり、子供と大人の寂しい関係性が随所に見られます。そしてそれが、いじめ社会をリアルに生きる子供たちに支持されていることの意味――。この本は、多くの子供たちが自己投影し、あるいは憧れ、ときに恐怖に目を伏せ、そして応援しながら夢中になって読んでいる『ライフ』の世界を追いつつ、この国にはびこるいじめの実態に迫ったもの。主要シーンも多数掲載されているので、『ライフ』読者には副読本としても楽しめますが、私は、『ライフ』を知らない大人たちに、子供の深刻な現実を知るきっかけとして読んでもらいたいと思います。
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